五十肩とは
40代~50代の方によく現れる五十肩(四十肩)とは、明らかな原因なしに肩関節の痛みと動かしづらさをともなう症状です。
発症してから三期に分類されます。
【急性期】 | 運動痛、運動制限、安静時痛、夜間痛が現れ、徐々に関節の拘縮が起こり可動域が制限される |
【慢性期】 | 徐々に痛みが軽減し、かばわなくとも日常生活を送れるようにはなるが可動制限は残る |
【回復期】 | 可動制限は残るが痛みは消えるので、動かしているうちに徐々に可動域も広がる |
上記のような経過で、ほっておいてもだいたい1年~1年半程度で自然に回復するとのことですが、実際には数年後も多くの方に可動制限や痛みが残っているともいわれており、ただ安静に回復を待つのではなく、積極的な改善が必要です。
五十肩に似た痛み(適応外のもの)
五十肩以外でも肩に強い痛みを感じるものがあります。
● 腱板損傷 ・・・ | 転倒や打撲などの外的要因や加齢による変性で、腱板が損傷または断裂することで起こります。五十肩と違い、長期間痛みが消えません。 |
● 石灰性腱炎・・・ | 肩関節内部にカルシウムが沈着することで起こる疼痛です。五十肩と同じように1年ほどで徐々に回復するといわれますが、程度によっては手術が必要案場合もあります。 |
その他、変形性肩関節症、絞扼性神経障害、頸椎疾患、神経原性筋萎縮症、腫瘍性疾患、内臓からの関連痛など、五十肩改善コース適応外の症状もありますので、強い痛みがある場合はひとまず病院で検査を受けましょう。
特別な手技と加圧ベルトによる施術
五十肩の場合、自然治癒を期待して1年待つ間に肩の中で組織の癒着が起こり、痛みは消えたとしても可動制限が残ることが多々あります。
当店では、そのような状態にならないように特殊な手技でしっかりと
可動域を広げていき、加圧ベルトを用いた運動療法を行うことで血行を促進し、通常より早く確実に痛みと可動制限の完全回復を目指します。
施術の流れ
※ できるだけ事前に、腱板断裂や石灰性腱炎など、適応外の病状でないかを病院でお調べください。
1:問診&検査
現状についてお伺いします。
- いつから痛み出したのか
- どのようにすると痛むのか
- 原因となる日常動作はないか
など、できるだけ詳しくお話を伺います。
また、どれくらいで痛みが出るか、痛みが出なくともどこまで動かせるかといった可動制限の検査を行います。
※2回目以降は、前回からの変化とセルフケアの確認、現状の可動域の検査を行います。
2:施術
施術特殊な手技と加圧ベルトを使ったトレーニングを行います。
痛みと可動域の確認をしながら、徐々にほぐしていきます。
3:施術後の説明
施術後の変化を確認し、今後の見通しをお話します。
また、次の施術までにご自身で行っていただくセルフケアについてもご説明します。
ご質問などもありましたら遠慮なくお尋ねください。