湘南藤沢片瀬山より

先日、お母さんと一緒にご来院の小学一年生男子S君。クラスで一番最後尾という大きな子です。

最近、股関節や足首を動かすとコキコキと音が鳴って、特に痛みはなさそうだけど本人が気にしているので連れてきました、とのこと。

とりあえずいくつか検査してみると、重心がズレていたり写真のように捻じれが生じていたので、バランス調整術で整えました。まだ癖も固定されておらず、素直な身体なのか変化も顕著で、施術後はズレていた重心も捻じれも良い感じに改善されました。

うちの子と同い年なので、いろいろと学校の話、遊びの話などを交えつつ本人に問診しながら観察していると、すぐにあひる座りをしてしまいます(他にもM字座り、W字座り、ぺったんこ座り、女の子座り、おばあちゃん座り、鳶座り、割座等々、様々な呼び方があります)。

よく女の子や女性がくつろぐ時に、正座の状態から膝下を外に開いてお尻をぺたんと床につけて座る姿勢です。女性的な座り方のイメージですが、最近は男性でもこの座り方が癖になっている方を見かけます。

股関節が鳴るようになった原因の一つにこの座り方があると思われるので、本人にもお母さんにも日頃から気にかけるようにアドバイスさせていただきました。

うちにいらしている股関節や膝関節に問題を抱えていらっしゃる方の中には、小さい頃からこの座り方が癖になっている方が多く、成長期にこのような座り方をしていると骨盤が開いてしまい、関節だけではなく、内臓系の不調も引き起こしかねません。

成長期のお子さんがいらっしゃる方はもちろん、ご自分も癖になっているなぁと思い当る方はご注意ください。