湘南藤沢片瀬山より
週明けのドカ雪に続いて、東京では33年ぶりとなる「低温注意報」が発令されるなど、ここ数日寒い日が続いていますが皆さま健康にお過ごしでしょうか?
さて、寒さがピークになるこの時期、マッサージをしていて時々
「んっ!?」
っと手が止まる事があります。
押している箇所の手触りが明らかに変な場合です。
こちらが急に手を止めるのでお客様も思い出すらしく、
「そういえば朝からカイロ貼ってること忘れてました。すぐ取ります」
と言って剥がしてくださいます。この時期は度々繰り返される会話です。
洋服や肌着の上に貼っている場合はまだ良いのですが、中には肌に直接貼られている方もいらっしゃって驚きます。
実はこれは非常に危険な行為です。
通常であれば、直に貼ると暑すぎて途中で気付くことが多いのですが、
今日のように極端に寒い日に屋外にいたり、冷え症がひどく感覚が鈍くなっている方の場合は熱さを感じずに長時間つけっぱなしになることもあります。
このように、同じ部位を体温より少し高い温度で長時間温め続けると「低温やけど」になってしまいます。
低温やけどは高温の物に触れて皮膚の表面に起きる通常の火傷とは違い、
ローストビーフのようにじっくりと筋肉の深いところまで熱が通ってしまうので、重症化する場合も多く、治りも遅くなります。
カイロ以外でも湯たんぽや電気毛布、ストーブまでの居眠りなど、長時間同じ部位を温める行為には注意が必要です。
特にカイロの肌への直貼りは、位置がズレることもないので絶対にやめましょう!
意外とやっている方が多いので、知り合いにいらっしゃっったら教えてあげてください。
まだ数日寒波の影響が続きそうなので、安全に防寒しながら寒さを乗り切りましょう!
写真は先日大雪のバランスファクトリーです。とても幻想的でしたが、翌日の雪かきで筋肉痛です(^^;)