起床時の足の痛み

湘南藤沢片瀬山より

こんにちは。バランスファクトリーの武衛です。

年に数名、しばらく椅子に座っていて立ち上がった時や起床時に足の甲やくるぶし周りに痛みが出ると訴えられる方がいらっしゃます。

先日も、
「毎朝起きると右足の甲の内側が痛くて歩きづらいが、しばらく動いているうちに痛みはなくなる。病院でレントゲン撮ったけど問題ないと言われたが、毎朝痛みが出て煩わしい」
という症状を訴えられる方がいらっしゃいました。

施術しながらいろいろなお話をうかがうと、その方は脊椎の圧迫骨折の影響で横向きでしか寝られないとのこと。

普段の寝姿を再現していただくと、横向き寝で左右の足を重ねるように寝ていることがわかりました。

足には足根骨と呼ばれるブロック状の骨が並んでいます。

この足根骨はそれぞれ小さな靭帯でつながっており、ほとんど動きのない部位なのですが、長時間ピンポイントで同じ方向から力が加わるとさすがにミリ単位でずれて、そのまま立って体重を乗せると痛みが出ることがあります。

かくいう私も、家で長時間PC作業した後に時々歩けなくなるほど足の甲が痛くなることがあり、そういう時は決まって片方のかかとをもう片方の足に乗せながら座っていることに気づきました。それ以降その姿勢をとらないように作業すると同じ症状が出ることもなくなりました。

寝ているときに足を重ねているかどうかは意識できないかもしれませんが、起床時に足の甲やくるぶし辺りに痛みが出る方は、少し寝方に注視してみてください。