湘南藤沢片瀬山より
こんにちは。バランスファクトリーの武衛です。
西日本豪雨で被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
妻の実家が宮城県の海沿い、私の実家が熊本県熊本市という被災地にあるためとても他人事とは思えません。
広島、岡山の被害が大きく毎日報道されていますが、福岡県の久留米市や四国の山間の小さな集落など、あまり取り上げられない地域も沢山あるようなので出来る形で支援させていただきたいと思っています。
先日、タイの洞窟に閉じ込められていた子供たちが全員無事に救助されたというニュースがありましたが、本当に良かったですね。
実は大学時時代に探検部というサークルに所属していて、私も何度か洞窟にも入っていました。
洞窟内でヘッドライトの電気を消すと目の前にあるはずの自分の手すら全く見えなくなります。
そんな真の暗闇では、出れるとわかっていても「このまま閉じ込められたらどうしよう」「電池が切れたらどうしよう」などと悪いことばかり考えて緊張で鼓動が激しくなったものです。
閉じ込められたニュースの第一報を聞いたときにまず思ったのは、精神的に持たないだろうなということでした。
なので、実際に閉じ込められて増水の危険にも曝され、救助隊が来る確信もない状況にいた子供たちが、ダイバーに発見されるまでの数日間パニックを起こさなかったということは信じられませんでした。
不思議に思って調べてみると、仏教の信仰が厚いタイという国民性と、一緒にいたコーチの存在が大きかったようです。
幼少期に家族を失い、寺院で僧侶として成長したコーチは、毎朝数時間の瞑想を行って育ちました。一般人になっても定期的に寺院に行き瞑想を続けていた彼は、洞窟内で子供たちに瞑想を教えていたそうです。
真っ暗闇の洞窟内でパニックを起こさずに過ごせた背景にはこの瞑想の効果が大きかったのではないでしょうか。
日本全国、これからどこでどのような災害に見舞われるかわかりません。
そんな時に自分や周り人の命を守れるかどうかは、いかに冷静でパニックを起こさないでいられるかにかかっているのかもしれません。
日常に瞑想を取り入れておくことは、いざという時のためにとても役立つと思われます。
最近、私も毎朝起きてすぐに瞑想を続けています。
瞑想していると、時々小学生の息子がすぐ横ですかしっ屁をして逃げていきます。
「心頭滅却すれば火もまた涼し」
といいますが、
「心頭滅却しても屁はまだ臭し」
すぐに心を乱してキレてしまう自分はまだまだ修行が足りないようです。